構造物診断士会 行事案内・活動報告/詳細

調査・診断/補修・補強 ”ニューテクの今” 2023
(第24回技術研修会)開催

2023.09.20

調査・診断/補修・補強 ”ニューテクの今” 2023 を 2023年5月18日に開催しました

第24回維持管理技術研修会「“ニューテクの今”2023」は2023年5月18日(木)に開催しました。研修会は、昨年より5月開催の年1回として、従来の年2回の研修単位を1回で取得できるように配慮しました。また、前年の2022年の構造物診断士会の会員総会は、この研修会に合わせて開催しました。

特別講演では、植野インフラマネジメントオフィス代表、富山市政策参与、植野芳彦様から「持続可能な社会へのインフラメンテナンス」と題し、地方自治体が抱える社会インフラの維持管理の現状と課題やそれを解決する方策について講演していただきました。社会インフラの維持管理には、更新のマネジメント、それを支える人財と技術を根気強く育成するしかないとして活動されてきた具体的で貴重な内容の講演でした。

聴講者は128名で、下表に示す低弾性ラテックス改質超速硬コンクリート、アルミ合金製の常設足場、線状流電陽極ユニット方式電気防食工法、ウォータージェット工法を使用した補修技術、湿粒ブラストと気化水溶性防錆剤による塩分除去水洗浄工法、コンクリート改質材CS-21の実績と追跡調査、渦電流探傷法を用いた地際腐食検査手法の7件の技術紹介が行われました。

5月8日から、新型コロナの分類が「5類」へと移行され、今までの感染防止対策が緩和されました。今回の研修会はマスクの着用を任意とし、基本的には従来の感染防止策を講じて開催しました。講演者をはじめ参加者の皆さんのご理解とご協力のもとに無事に研修会を終えることができました。

植野芳彦様のご講演

植野芳彦様のご講演

研修会場

研修会場


第24回 技術研修会 プログラム

紹介技術

(1)低弾性ラテックス改質超速硬コンクリート CPJ-L を用いた道路橋床版の長寿命化
   ショーボンド建設株式会社

(2)アルミ合金製常設足場「cusa(キュウサ)」
   株式会社 横河ブリッジ

(3)線状流電陽極ユニット方式電気防食工法「NAKAROD®方式」
   株式会社 ナカボーテック

(4)ウォータージェット工法を使用した補修技術
   株式会社 ケミカル工事

(5)湿粒ブラストと気化水溶性防錆剤による塩分除去水洗工法
   株式会社 中央コーポレーション

(6)CS-21 -30年の実績と追跡調査-
   株式会社 アストン

(7)渦電流探傷法を用いた地際腐食検査手法の鋼製橋脚地際部への適用事例
   日本電測機株式会社


講 演

特別講演: 「持続可能な社会へのインフラメンテナンス」
   日経BP日経クロステック編集部
   植野インフラマネジメントオフィス代表 富山市政策参与 植野 芳彦

データシート ダウンロード



イベントアーカイブ

過去に開催された “ニューテクの今” 技術研修会の活動報告は、以下リンクページより閲覧いただけます